中国で輸送環境を実際に測定する

中国のトラック輸送では、比較的大きな振動や落下衝撃が発生します。その理由は、とりわけ一般道路の整備がまだまだ途上であること、過積載で輸送する業者が多いこと、そして、荷扱いを人手に頼りがちなことです。

輸送中の製品ダメージを減らす第一歩として、輸送環境を調査することが効果的です。

中国で測定をおこなう上でのリスク

実際に輸送環境の測定を実施する段階になると、中国という国の持つリスクがここでも顔をのぞかせます。過去に中国での測定を計画した日系企業の皆さんは、次のような不安を感じています。

【お客様の不安】

  • 中国に輸送環境記録計を持ち込む/持ち出す際に、没収される恐れはないか?
  • 中国国内で輸送環境記録計を使っていて、トラブルに巻き込まれたりしないか?

中国で輸送環境測定をおこなった外国企業が、実際にトラブルに巻き込まれたという話はこれまで聞いたことがありません。* しかし、中国の幹線道路は有事における軍用道路でもあるため、輸送計測がオープンに認められているかどうかはまだ不透明なところがあります。

* GPSを使って学術調査をしていた日本の団体が、関係当局に申請していなかったために一時身柄を拘束され、機材を没収された事例はあります。(2007年4月 新華社電)

中国包装技術センターの協力のもとに

お客様が抱えるこのようなリスクを取り除くために、私たちエクサーチは、中国でのパートナーである中国包装科研測試中心(以下、中国包装技術センター)と協力して、 お客様の輸送環境の測定をサポートいたします。

このサービスでは、(原則として)中国包装技術センターが所有する輸送環境記録計を使用して測定をおこないます。

【このサービスの特徴】

  • 日本からわざわざ輸送環境記録計を持ち込む必要がない
  • 中国国内で測定にまつわるトラブルに巻き込まれる心配がない*

* 中国包装技術センターは、輸送環境調査を中国政府(国家保密局)に申請して受理されています。(外国企業が直接申請することはできません。)

中国包装技術センターは、これまでに中国政府や国内外の企業からの依頼により、数多くの輸送環境調査をおこなってきました。 これらの経験と実績をもとに、信頼性の高い調査結果を得られるということが、お客様の最大のメリットです。

中国での輸送環境の測定について、もっと詳しくお知りになりたい方は、エクサーチまでお問い合わせください。