中国での包装設計アウトソース

中国生産。包装はどうしていますか?

中国で生産をおこなっている日系企業の中で、商品保護のための包装設計を100%現地スタッフだけでおこなっているところはまだ少ないでしょう。包装設計を日系の包装材料メーカーさんにアウトソースしているか、日本で設計した図面を中国へ送り、その図面に基づいて中国で「試作」→「手直し」といったプロセスを経て量産に入るのが一般的です。

簡単に現地化できれば良いのだけれど・・・

信頼できる日系の包装材料メーカーさんに包装設計を全面的にアウトソースし、満足できる結果を得られていればほとんど問題はないかもしれません。しかし、それ以外の場合は、いろいろな困難に直面することになります。以下は、私たちがお客様から良く聞く問題です。

【お客様の課題】

  • 『包装設計と評価試験は現地化した方がはるかに効率がいいんだけど、中国国内で専門知識を持った人材を確保・育成するのが難しくてなかなか技術移転ができないんだよなあ。』
  • 『中国の輸送環境は良くないって聞くけど、それにしてもウチは過剰包装で無駄なコストがかかっているかも。だけど、ダメージが出るのが怖いから簡単に緩衝材を減らすこともできないしなあ。』
  • 『日本で作製した包装設計図面に従って現地のメーカーから包装材料を調達している。段ボールや緩衝材のスペックを指定しても、なぜか納入される材料の特性が微妙に違うんだよね*。現地での試作パッケージの評価試験結果が日本での結果と合わないから、いつも再検討が必要になって余計な時間とコストがかかるんだ。』

* 米国の国際安全輸送協会(ISTA)のカンファレンスでは、「同じメーカーの同じ型番の材料でも、生産地が違うと微妙に特性が変わってしまう場合がある。」という報告もあります。

中国国内の包装・物流事情に精通したスタッフが設計

こういった問題に対応するため、私たちエクサーチは中国でのパートナーである中国包装科研測試中心(以下、中国包装技術センター)の持つ包装設計部門と協力して、お客様の中国での包装設計をサポートいたします。中国包装技術センターの包装設計部門が持つ強みは、以下の通りです。

  • 中国でもトップレベルの専門知識と経験を持ち、国内の包装・物流事情に精通したスタッフを揃えています。
  • 包装材料を販売するための包装設計サービスではありません。お客様の視点で、使用する包装材料をできるだけ削減することを前提に、環境対応とコストダウンを実現する包装設計をおこないます。
  • 前もってお客様の輸送ルートに対する輸送環境調査を行い、そのデータに基づいて包装設計をおこなうこともできます。これにより、ダメージを防ぎつつも過剰な緩衝材を使用しない適正包装をご提案します。
  • 包装設計のみならず、包装材料調達業務まで一貫してアウトソースしていただくことで、更なる品質向上やコストダウンをサポートします。

また、事前の輸送環境調査で特別に荷扱いの悪そうな拠点が見つかれば、まず荷扱いの改善指導からはじめることもあります。それで輸送環境を改善できれば、余分な包装を減らしお客様のコストダウンと環境保護に貢献できるからです。このような付加価値は、中国包装技術センターならではのものです。

こういった強みを発揮して、中国包装技術センターは国内外の大手有名企業から数多くの包装設計業務を受託しています。

信頼できるパートナーを得るために、まずは私たちエクサーチへお問い合わせください。